
中古マンション選びで重要なポイントとなることに、昭和58年以前に建てられたかどうかと言ったことです。昭和58年とは、国土交通省によってマンション標準管理規約が出された年です。ですので昭和58年以前に建てられたマンションは、メンテナンスや管理に対する意識が低い場合があります。メンテナンスや管理に対する意識が低いということは、それだけ建物の劣化が放置されてしまっているケースがあります。
中古マンションは容易に建て替えを行うことが出来ませんので、随時メンテナンスを施して寿命を延ばして行くことがとても大切です。また昭和58年より前に建設されたマンションの場合は、土地の所有権に関することも現在とは異なる場合がありますので、事前に確認をしておくことが必要です。区分所有法も昭和58年に改正されたのですが、改正以前は土地と建物の所有者が別々の場合もありました。つまりマンションに住んでいても土地の所有者は全く別の人と言うことがあるのです。
また、専有面積に対して土地の持分が比例していないこともありますので、注意が必要です。このように中古マンションの場合は、現在の規約や制度とは異なる場合がありますので、購入時には入念な確認が必要となります。特に建物の劣化に対してメンテナンスが出来ていないということは管理機能が働いていないことになります。共同生活を送るマンションにおいて管理が行き届いていないことはかなりのデメリットというになってしまいます。
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